こんにちは、かずきゅーです。
今回はコンテンツを配信する際に利用するAWSサービスのAmazon CloudFrontについて基本用語を初心者向けに解説していきます。
この記事を読んで、Amazon CloudFrontについて理解していきましょう!
Amazon CloudFront とは
AmazonCloudFront(以下CloudFront)とは、動画・アプリケーション・静的コンテンツ・動的コンテンツ等を迅速かつ安全に配信できるCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)サービスです。
CDNについては後の用語解説にて解説します。ので一旦へーでスルーしてください。
まずはCLoudFrontの特徴を紹介します。
CloudFrontは、オリジンサーバー→リージョナルエッジキャッシュ→エッジロケーションの流れでユーザーに対してコンテンツを配信し、これらを利用することによって、オリジンサーバーへの負荷を分散やキャッシュを利用することにより配信の高速化、ユーザーによるあらゆる場所からのアクセスに対して柔軟かつ効率的に対応することができます。また、オリジンフェイルオーバーという機能を利用し可用性を向上させることも可能です。
ここまでのCloudFrontについての説明を聞いていかがでしょうか。
おそらくよくわからない用語がたくさん出てきて?が浮かんでいるのではないでしょうか。
安心してくださいここからそのよくわからない用語についてわかりやすく解説していきますのでぜひ読んでいってください!
用語解説
CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)
CDNとは、インターネット上でデジタルコンテンツを迅速かつ効率的に配信するための最適化されたネットワークのことを言います。
Webページの表示が遅い問題やコンテンツのダウンロードに時間がかかるといった問題がCDNを利用することによって解消します。
基本的にはオリジンサーバーとエッジサーバー(キャッシュ)で構成されており、大元のコンテンツが配置されているサーバーの負荷を軽減させることでコンテンツ配信を高速化する仕組みとなっています。
続いてはCloudFrontでCDNを実現されるために利用されているものについて解説していきます。
オリジンサーバー
オリジンサーバーとは、コンテンツが格納さてているサーバーのことを指しています。
AWSではオリジンサーバーとして使用できるサービスは主に「Amazon EC2」「Amazon S3」となっておりますがそのほかにも使用できるサービスはあります。
また、オリジンサーバーはAWSサービスだけでなくオンプレミスのサーバーを使用することも可能となっています。
エッジロケーション
エッジロケーションとは、世界各地に配置されておりオリジンサーバーからコンテンツをキャッシュし、配信の高速化とオリジンサーバーへの負担を軽減するために利用されるものを指します。
コンテンツを利用するユーザーからアクセスがあった場合に、ユーザーから地理的に近いエッジロケーションへルーティングし、コンテンツ配信を高速化することが可能です。
エッジロケーションはユーザーとオリジンの間に位置し、キャッシュ機能を利用することで同じリクエストに対しオリジンへリクエストを送ることなくユーザーにレスポンスを返すことができるので、オリジンに対するアクセス負荷が軽減しレイテンシーが減少します。
リージョナルエッジキャッシュ
リージョナルエッジキャッシュとは、オリジンとエッジロケーションの間に位置しエッジロケーション同様にコンテンツをキャッシュすることが可能となっています。
従来のCDNのアーキテクチャはオリジンサーバとエッジロケーションのみで構成されていました。この構成でもオリジンの負荷分散はできていたのですが、間にリージョナルエッジキャッシュを挟むことによって配信のパフォーマンス向上、オリジンサーバーへの負荷をさらに軽減することができます。
このリージョナルエッジキャッシュの機能はデフォルトで有効となっており、追加の料金は発生しません。
オリジンフェイルオーバー
オリジンフェイルオーバーとは、何らかの理由でオリジンサーバーのコンテンツが利用できなくなった場合にリカバリーしてくれる機能のことです。
CloudFrontでの仕組みとして、はコンテンツを配信する際にプライマリとセカンダリをオリジンを設定することができるのでプライマリが利用できなくなった際に自動でセカンダリからコンテンツの配信を継続します。
ディストリビューション
ディストリビューションは、CloudFrontでコンテンツを配信する場所とコンテンツ配信の追跡方法と管理方法を設定することができます。
設定できる主な項目は以下になります。
これらについては後日記事にしますので少々お待ちください。
まとめ
ここまでAmazon CloudFrontの基本用語をまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。
CloudFrontを利用していくにはこれらの用語は必須の知識となります。また、まだまだCloudFrontについて学ぶ必要はありますが、まずはこの記事が皆さんの学びのスタートになれば幸いです。CloudFrontを使いこなせるようさらに学びを進めていきましょう!
以上、かずきゅーでした。